こんにちは!かなこです。すでにスペインから本帰国して1年が経とうとしていますが(爆)、まだ投稿できていない記事がいくつかあったので、一挙公開!!
時は2024年5月。バルセロナは早くも夏の雰囲気。テラス席でタパスや飲み物を楽しむ人の姿が増えてきました。日本ほど気温も上がらない(25°前後)ので、まさに天国のような気候でした。
今回は、そんな晴れやかな日に訪れたブリューパブを2件ご紹介します!
前提:今回訪れたエリア – ラバル地区とは
今回訪れたブリューパブは、「ラバル地区」という場所の近くでした。
ラバル地区には、中世では、主に職人や労働者が住んでいたそうです。しかし、20世紀にはいると移民が増え、貧困や犯罪、売春の影響を受けたといいます。そうした背景の中、ここ数十年かけて、バルセロナ市はエル・ラバルの活性化を目的とした都市再生プロジェクトを実施しているそうです。
ただ、現地のスペイン人からは「ラバルは治安が安定していないので、1人で行かないように」「白人の男性でも強盗に遭ったりするので」と言われました。
そのため、近くを訪れる際には以下を気をつけると良いかなと思います。
・明るい時間に訪れる(夜、特に日時没後の行動は避ける)
・人通りの多い、大きな道を通る
・複数人で散策する
今回のブリューパブの近くは、比較的明るい道で人通りも多く朗らかな雰囲気でした。そのため、女子二人で巡っていましたが、特に身の危険は感じませんでした。より詳細な情報については、バルセロナ在住のYoutubeしおりさんが、わかりやすく解説しています。不安な場合は一度こちらの動画をご覧ください。
いざ! ブリューパブ巡り
1件目のBarna Brewに19時に集合しました。私は運動も兼ねて、Universitat駅から徒歩で向かいました。
1件目:Barna Brew ※閉業
※2025年8月補足:なんと!すでに閉業済みとのこと、、、!うえーん悲しいTT。
外のテラス席と、店内のカウンター、テーブルがありました。お店の奥には醸造用のタンクが!落ち着いた雰囲気で、2〜3名で訪れている人が多かったです。

お店の人におすすめを伺い、まずはIPAでしょ!ということで大きいサイズを注文。思ったよりグラスが大きくて笑ってしまいました。スッキリしていて飲みやすい〜!

友人も到着し、タパスを注文。2件目も行く予定だったので、以下の二つに決めました。

・ハーブとオリーブオイルでマリネされた一口チーズ
・厚切りポテトチップス with ピクルス、海鮮の缶詰
どちらの料理も、他の店にはないこだわりの一品。私だったらこんなにおしゃれな料理思いつかないぜ、、、と思いながらいただきました。
順調に飲み進め、2杯目。タパスがどちらとも油を使った料理だったので、口がスッキリした味わいを求めていました。そこで黒のIPAを頼みました。これがとても美味しかった!!!!

キリッとした苦みと、ほんのりした甘みがベストマッチ。スタウトよりも重くなく、ラガーよりもしっかりしている、私好みの一杯でした。黒のIPAを置いている店をあまり見かけないので、ぜひまた行きたい!
また、IPA以外にもベルギースタイルのデュベルや、白ビール、ピルスナーもありました。店構え、料理、ビール、全てに繊細なこだわりが見えるお店。ワイワイするというよりかは、仲の良い友達とゆっくりするのにぴったりなお店だな〜!と思いました!
2件目:Maresme Brewery
10分ほど歩いて、2件目のMaresme Breweryに到着。
1軒目と打って変わってとても広いお店(50人以上お客さんがいたのでは?)。ガラス張りで、外からのお店の様子が見えます。何やら超満員で大盛り上がりだぞ、、?

店内にはスクリーンが設置されており、なんとパリ・サンジェルマンとFCバルセロナのサッカー試合が中継されていました!立ってビールを飲みながら試合を観戦している人もおり、お店全体がバルセロナの応援ムード!スクリーン裏の席のみ空いており(笑)、そこに席を確保しました。

ビールはというと、自社のビールを中心に15種類ほどのビールがありました。

私はTROPICAL(アメリカンIPA)からスタート!南国のフルーツのような華やかな香りと、チューイングガムのような甘みが癖になりそうです。タパスを2品頼み、スペイン生活を語らう。

2杯目。締めのつもりでANTRACITA(インペリアル・スタウト)を頼みました。こちらはアルコール度数10パーセント、小さいサイズのみの提供。こちらのインペリアル・スタウトは、フルボディのワインのような深い味わい。レーズンのような、ブドウ由来の甘さと渋さを思い起こしました。

この時点で、かなりサッカーの試合が盛り上がってきたので、スクリーンが見える位置に移動しました(笑)。店員さんがとても忙しそう。スタウトをゆっくりと味わいながら、サッカーの行末を見守ります。
ちなみに、バルセロナ側が点を取ると大盛り上がりでしたが、パリ側が点を取ると皆さん無反応。私の場合、敵チームが点を取ると思わず悔しがってしまうので、お客さんの反応が新鮮でした。最終的にはバルセロナが3-2で勝利!試合が終わるとあっという間にお客さんが引いていきました(笑)。
とにかくお店がハッピームードで、貴重な体験でした!
5人以上座れる席がいくつもあったので、大人数でワイワイするのにおすすめです!もちろん、カウンター席や小さめの席もあるので、2~3人で来るのも◎。ただ、特にFCバルセロナの試合がある日は混雑しそうなので、立ち飲み覚悟で行く必要がありそうでした。
終わりに
雰囲気の異なるブリューパブに行けてよかったです。2軒目についてはサッカーについての説明が多くなってしまいました(笑)。が、ブリューパブを通じて、スペイン/バルセロナの文化を感じてもらえたら嬉しいです!