こんにちは!かなこです。
バルセロナは5月に入り、だいぶ夏らしい気候になってきました。日差しは眩しいですが、最高気温は20度〜25度。過ごしやすく、天国みたい。5月のバルセロナは本当におすすめです!
さて!今日はスペイン名物・クララ(Clara)について紹介します!
クララ(Clara)とは
クララとは、ビールをレモネードで割った飲み物のこと。「Cerveza con limon(セルベッサ・コン・リモン、ビールとレモン)」と注文することもあります。
一般的なビールに比べてアルコール度数が低く、レモネードの甘みのおかげで苦味も抑えられています。ビールやアルコールが苦手な人でも楽しめる、人気の一杯です。
ちなみに、これまで私はあまりクララを飲んでいませんでした。甘いものが得意でなく、「どうせクララはジュースみたいなもんだろ」と思っていたからです。
ところが、先日友達から一口もらってびっくり。めちゃくちゃ美味しい。嫌な甘ったるさじゃない。なんで今まで飲まなかったんだ!と後悔しました(今更)。
というわけで今回は、大手ビールメーカーが3種類のクララを飲み比べてみました!ビールが苦手な人にはもちろん、ビール好きな人にも、新しいビールの飲み方の一つとして楽しんでほしいです。
バルセロナ買える!クララ飲み比べ
Damm Lemon – 甘党におすすめ!
バルセロナに拠点を置く、Estrella Dammが手がけるクララ。
ビール対レモネードの割合は6対4で、地中産の6種類のビールと4種類のレモン、カリブ産のライムが配合されたこだわりの一杯です。
泡立ちは緩やかで、黄金色に近い見た目でした。少し濁っています。味は、レモネードの由来の甘みをしっかり感じる一方で、ビールの苦味はほとんど感じませんでした。ただ、ビールらしいキメの細かい炭酸のおかげで、ゴクゴクと喉越を感じながら飲めました。
Moritz Radler – 甘さ控えめを求める人におすすめ!
こちらもバルセロナに拠点を置く、Moritzが提供しているクララ。Moritzクラシック(ラガービール)に、純度100%のレモン果汁が加えられています。ビール対レモン果汁の割合は6対4。
泡立ちがよく、蛍光イエローに近い色味で少し濁っています。甘みが強すぎず、すっきりとした味わい。ビールの苦味をほんのり感じました。甘党ではない私は、Damm LemonよりもMoritz Radlerの方が好みでした!
ビールの苦味がお好きな方は、Moritz Radlerの方がおすすめかもしれません。
Free Damm Lemon – ノンアルコールが飲みたい or 甘党におすすめ!
初めに紹介した、Damm Lemonのノンアルコール版。
個人的には、かなりレモネードに近いなと感じました!一口飲んだ後、微かにビールの苦味を感じる程度。
お酒の場を楽しみたい!苦いのは苦手!という方にはバッチリの一杯です。二日酔いの時にもぴったりかもしれません笑。
クララと合わせて頼みたい!おすすめタパス
次に、クララと合わせて食べていただきたい料理を2つご紹介します。バルセロナではよく見かける定番メニューなので、お越しの際はぜひ探してみてくださいね。
カラマリ
いわゆるイカ揚げ。カラッと揚げられていて、程よい塩味がほんとう〜に美味しい!フレッシュなレモンの風味との相性が抜群。
暑い夏の昼下がり、テラス席でぜひ一度食べてみてください!
エンパニャーダ
スペイン版・肉まんのようなもの。小麦粉やとうもろこしの生地で、肉や野菜、チーズ、魚介などさまざまな具材が包まれています。もとはスペイン/ポルトガル発祥と言われていますが、現在は中南米でも広く食べられています。
スパイスが効いており、しっかりした味付けのエンパニャーダ。クララの甘く爽やかな味わいが、程よくマッチします。
レストランで食べることもあれば、街中にある「エンパニャーダやさん」で買い、家で食べることもあります。軽食にもバッチリなので、ぜひ一度食べてみてくださいね!
終わりに
日本ではなかなか出会わないクララ。スペイン料理との相性もバッチリなので、ぜひスペインにお越しの際には注文してみてください!
ちなみに、レストランやバルでは、①提供時にレモネードとビールを混ぜる店と、②大手メーカーのクララをタップで提供する店の2パターンがあります。店ごとに、使っているビール・レモネードの種類が違うので、飲み比べても楽しいかもしれません。
ぜひ一度、手に取ってみてくださいね!